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波を描く

旅と絵と波乗りのこと

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ガンガー 

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29日、南インドからデリーへ。
ここで一泊。
写真はNew Delhi駅前のメインバザールの中、通称Veg.ロード。
野菜ばかりの露店が並ぶ道。
実はメインバザールの中を長時間歩いたのだが、これしか画像がない。

ここに着いてリクシャーに下ろされた時、ガイドブックを失くしたことに気づいた。
20kg近くある重たい荷物を抱え、狭い道をリクシャー、バイク、インド人、牛がぶつかり合う混沌の中、途方にくれる。
「ここはどこだ…。」
早朝からの移動でクタクタ。
つい客引きの勧めるホテルへ。
汚く古い部屋、交換していないシーツ、寒いのに冷たいシャワーに泣きそうになっていると、客引きはあわてて別のホテルへ。

「きっと、ぼられてる…。」
そう確信があったが、狭くて強烈な臭いを放つ、受付近くの騒々しい部屋で自分を納得させる。
受付のおじさんは愛想が良いが、両替のレートもかなりごまかしていたようだ。
ミネラルウォーターを持ってきた従業員も、かなりの値段を請求してきた。
近くに寄った果物屋のおばちゃんは、高値で腐ったパインをよこしてきた。

メインロードを寒さに震えながら歩いた。
なんだか悲しくて、ただ歩き続けた。
南インドは暖かかった。
いろんな意味で。

道の端っこにゴミにまみれ、寒さに震える痩せた子犬が自分のように痛かった。
外国人のツーリストはみんな集団だ。
寂しいな…。
日本語が聞きたい。
露店でサモサを30円で買い、道端でやる気なくバナナを売るおじいちゃんと並んで無言で食べた。
少し暖かい気持ちになり、ホテルに帰る。
ロビーでは従業員がテレビを見ながら大騒ぎしている。
冷たい水で体を洗い、震えながら耳栓をして毛布に包まる。

翌朝、5時に起床してチェックアウト。
ロビーの床では、ぼったくりのおじちゃんと従業員が薄い毛布にくるまって寝ている。
「大変なんだね…。」
ちょっと優しい気持ちを取り戻した自分にほっとする。

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早朝、まだ暗い時間のNew Delhi駅。
皆ウールのショールを身体にきつく巻きつけて、寒さに震えている。

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電車で約5時間の所まで揺られたのだが、この電車がたびたび止まる(駅にではなく)。
結局2時間遅れで着いたのだが、写真のように3回に渡りおやつ、ランチが出てくる。
熱いお茶付きで席も3人分確保でき、かなり快適な旅となる。
このクラスの電車に乗るインド人は、皆豊かな印象。
男性はスーツ、女性もサリーではなくジーンズをはいて巻き髪をしている女性が多い。

夕方、昔ビートルズもヨガ修行に滞在したという、ヨガの聖地RishiKeshに到着。

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南インドの色黒でとにかく濃い印象の顔とは違い、北インドでは少し色の薄い、西洋やチベットが混じった顔。

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かの有名な、ガンジス川である。
ここに着いた昨日は太陽が隠れ、寒さに震えながらさっさと寝たので、今朝の快晴ぽかぽか陽気に気分が上がる。
鼻歌と洗濯はセット。
宿の屋上で青空の下、笑顔で洗濯ものを干す。
デリーに着いたときの気分が嘘のよう。
本当に人の心って不思議だ。

しかも、水だ水だ!
久しぶりに流れる水を見て、聖なる川というより大好きな水に興奮。
上はLaxman Jhula橋、下はRam Jhula橋。
この間の長い川沿いの道を闊歩。
ガンジス川の悠々とした美しい流れ。
川辺には、サフラン色の美しい服を身にまとったサドゥが瞑想したり、ただごろごろしたり、とにかくたくさんいる。

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朝晩は、ダウンを着込むほどの結構な寒さ。
それでもインド人観光客は、潔くガンガーに入水し、しかもおじちゃんたち嬉しそう。

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私が住む南国が、今大変なことになっている。
ここ何年も、大変なことがずっと続いている。
大きく変わる変化の時期を迎え、美しい海と壮大な山々を持つ大好きな土地は、どこに向かうのか。
ガンガーを前に、私は神に問う。


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