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波を描く

旅と絵と波乗りのこと

曼荼羅 

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Buddha先生の素晴らしい仕事

この曼荼羅に9ヶ月かけているとのこと。
すでに中国人が約50万円で購入。
完成後、中国へ送られる。

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小さな筆で金を塗っていく先生

Buddha Lama先生とは、ネパールに来て2日目に出会った。
タンカアートの店先で、私があまりにも熱心に先生の仕事振りを見ていたため、先生から声をかけてくれたのだ。
「仕事があるから、その合間でよかったら」
私はBuddha先生の弟子になった。

この道34年の職人である。
いつも謙虚で微笑みを絶やさない、その眼の奥に深い力強さを感じる。
数あるアートショップの中で、私がこの先生に決めた理由。


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先生の絶やすことのない絵に描ける思い、その集中力には驚かされる。
1日も休まず、朝から晩まで描き続ける。

「大切なのは、続けること」
この小さな身体の巨匠は言う。
先生はもちろん、Buddhistである。


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奥さんのニサさんも毎日、家事の合間に描く。
4ヶ月でここまできた。




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昨日までの私の曼荼羅

この色合いは、考えた末に決めた。
チベット仏教の色。

Om Mani Pedme Hum
マントラを唱えながら、色を重ねていく。

背景の色は、私の日本に対する想いが強くこめられている。



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昨日の新聞

連日、放射能の脅威が伝えられるとともに、こんな見出し。
「――― こんな大災害の中で、人々は静かに忍耐強く、人間らしい道徳心を忘れずにいる。衣食住に困り果てた状態で、盗みをするものはいない。危険な中でそれを承知で他の者のために働く。歴史上、何度も災害に見舞われながらも、歯をくいしばり耐えそれをばねに発展を遂げてきた日本。世界において、災害時の手本と言うべきであろう。まさにサムライ魂である。」

海外にいて、「日本人であること」に度々誇りを感じる。
日本は本当に素晴らしい国だ。



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「いちど災害がくれば人間の造りあげたものなどはけしとんでしまう。それは自然の脈動と呼吸だ。人間はその中で生きるのだ。――― なにかはかり知れない力が人間を支えている。どんなに打ちのめされて叩き伏せられても、それで諦めたり投げてしまったりはしない。切れた堤を築き直し、石をひとつずつ積み、崩れた崖を均し、流された家を再建したりして、逞しく立ち直っていく―――」
                                 山本周五郎「おごそかな渇き」